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【中学受験】いつ始める?過去問の進め方と親の関わり

夏休みも始まり、SAPIXではそこから夏期志望校別特訓、9月からのSS特訓へと6年生は最後の追い込みへと入っていきます。そしていよいよ過去問へと取り組むことになっていきます。

この記事では、いつから始めたらいい?何校やればいいの?といった過去問演習に関わる疑問にお答えしながら、過去問への効果的な取り組み方についてご紹介します。

準備編

事前準備

子どもが過去問に取り掛かる前の親としての準備は以下の通りです。

①解答用紙を本番仕様に拡大コピーする。
②問題用紙も全てコピー。
③蛇腹ファイルに教科ごと、年度順にしまう。
④過去問進捗表の作成

①解答用紙を本番使用に拡大コピー

塾からも指示があると思いますが、解答用紙はすべて実物大にになるようにコピーします。
声の教育社には実際のサイズが記載してあるので、その通りに。

②問題用紙を全てコピー

過去問を塾に提出する際に、問題用紙+解答用紙をセットで提出して下さいとの指定がありましたので、問題用紙も全てコピーしました。
こちらは特に拡大せず、そのままコピーしましたが、これだけでもかなりの分量です。
インクがすぐになくなりますので、予備を用意しておくことをおすすめします。

③蛇腹ファイルを用意、科目別、年度順に

コピーした過去問は、学校別に下のような蛇腹のドキュメントファイルを用意し、科目ごと、やる年度順にしまっておくと、すぐに取り出せて子供も自分で取り組みやすいのでおすすめです。

④過去問の進捗表の作成

最後に、過去問の進捗状況が一目で分かるよう、簡単な表を作成し、ドキュメントファイルの一番前にしまっておきました。

仮でスケジュールを組み、日付を空欄に記入。終わったら「済」の意味で日付の欄にシールを貼っていきました。

以上で親の準備は完了です。では次に実際の進め方についてご紹介していきます。

実践編

スケジュール

夏期志望校別特訓→SS特訓の授業の中で、各教科の先生方からご指示があるかと思います。
教科によっては提出期日を設定される場合、また特に期日は設定せず、提出してくれたら見ますという場合に分かれます。

実際に長女が取り組み始めたのが、8月の下旬頃でした。
8月マンスリーが終わり、9月のSS特訓が始まるまで少し余裕がありますので、その時期から始めました。
ここでポイントとなるのが、焦って無理に進めないこと
というのも、8月9月の段階ではまだ十分な力が備わっていないからです。ここでどんどん進めてしまっても実力を判断するには時期尚早であり、貴重な1回分を失ってしまうことになります。
我が家は10〜11月くらいまでに第一志望の一巡目が終了するようなスケジュールを組みましたが、その都度優先順位を考えながら、過去問を第一に進めないことです。

過去問の活用方法

過去問はあくまでも過去問題であって、同じ問題が出るわけではありません。出来が悪くても気にしないで下さい。

と、たしか保護者会動画で言われましたが、親としては少なからず気になってしまいますよね。
なので、我が家は子どもが目にする過去問進捗表には点数は記入せず、あくまでも進捗のみをシールで管理。私はそれとは別に、(公表されている場合のみですが)声の教育者の解答用紙の冊子に過去の合格最低点、最高点、平均点等が記載してあるページがあるので、そちらに点数を記入して立ち位置の判断に活用していました。

あくまでも重要なのはその学校の出題形式に慣れること、時間配分を体感していくことにあると思います。過去問を解き始めた頃より回を重ねるごとに点数も上がってくるかと思いますので、焦らず見守ってあげて下さい。

何校、何年分やればよい?

我が家は4校受験しましたが
桜蔭:10年分(社会は3年分のみ。)算数のみ2周
併願校①:4年分(社会は3年分のみ。)×2(2次試験分)算数のみ2周
併願校②:10年分掲載のうち1,2年分?
前受校:1年分

こちらは学校への熱望度次第かなという感じですが、長女は絶対桜蔭と併願校①には受かりたい!という思いだったので、主にこの2校を中心に。過去問はやり直す必要ないと言われますが、算数が足を引っ張る可能性があったので桜蔭、併願校①の算数に関しては不安をかき消す意味でも2周やりました。

やり直しを含めると2校分で12月までかかり、併願校②はほぼ手付かずでしたが、敢えてこちらをやらなかったのは併願校②の算数は桜蔭、併願校①に比べ標準的な問題で高得点狙いだったため、普段のSAPIXの授業でカバーできると判断したからです。理科は1年分くらいしかやっていないかも?というくらい手付かずでした。
逆に国語、社会は特有の問題が出るので、全てやらず、問題をピックアップして慣れさせました。
また、前受校は試験日の1週間ほど前に問題形式の確認を込めて1年分解きました。

どこまで手をつけるべきか、悩まれることもあると思いますが、そんな時は遠慮せず先生に質問するのが良いと思います。

また、我が家はもしかしたら併願するかも?と考えていた学校についても何年分か解いたのですが、こちらはどの年も全科目であまり良くなく、、相性が悪いのかときっぱり併願をやめました。
問題の得意不得意もありますので、第一志望でない場合はきっぱり諦めてしまうのも1つの選択かなと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

過去問を先生に提出すると、本当に細かく、丁寧なアドバイスをつけて返して下さいます。
私自身は過去問の問題の中身までは確認していませんが、その返された答案を見るのが楽しみでもありました。コメントを読むだけで、何ができていないのかを確認することも出来ます。

親も一緒に過去問を解き、親が問題を理解し、聞かれたときに答えられるようにしなければと考えられる方が少なからずいらっしゃるかと思います。

しかし、全くその必要はありません。

重要なのは、過去問を日々のスケジュールに組み込んであげ、やりっぱなしにせず、きちんと提出させ、返された答案で子どもがどこが理解できていないかを確認し、その知識の穴埋めをしてあげることです。

9月になると本当に毎日やることが沢山あり、取捨選択がますます大切になってきます。
その取捨選択、スケジューリングこそが親の大事な役割になってきます。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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