この記事では志望校を選ぶ際のポイントについて長女の経験を踏まえてご紹介していきます。
志望校選びのポイント① 共学か?別学か?
我が家の場合、夫は基本的には共学派、私はどちらかといえば共学派。娘はどちらでもという感じでしたので、幅広く検討していました。共学には共学の良さがあり、男子校・女子校にもそれぞれの良さがありますからね。
子ども自身が6年間過ごす場所なので、子どもが気に入った学校であればそれで良いというスタンスでした。
志望校選びのポイント② 宗教
こちらについても我が家において絶対はありませんでしたが、結果的には無宗教の学校ばかりを選びました。ご家庭のお考えで変わってくるポイントかと思います。
志望校選びのポイント③ 伝統校か?新興校か?
伝統校の魅力の一つはその学校を築き上げてこられた先輩方。伝統によってもたらされている文化や人脈などを存分に享受される点は非常に魅力的に感じます。しかし、伝統を重んじる=社会の変化についていくスピードが新興校に比べて遅いのではないかという不安がありました。コロナ対応時に顕著にそれが表れていたかと思いますので、説明会ではコロナ禍における学校の対応も参考にさせて頂きました。
新興校は最先端の環境、授業を取り入れたり、今後必要になりそうなことをいち早く取り入れている学校も多い印象です。校長先生始め、経営陣次第で良くも悪くも変わるのではないかと思います。
どちらがいい、悪いはないですし、結局のところ通ってみないとわからない点も多いと思い、こちらも決めきれず最後まで絞れていませんでした。
志望校選びのポイント④ 進学校か?附属校か?
こちらについては、中学進学時点で大学まで進路がほぼ決定しているいうのは、子供の可能性の幅を狭めてしまうのではないかという懸念があり、基本的には進学校かなとは思っていました。
一方で附属校は、大学受験を気にせず思い切り学生生活を楽しめるというのは大きな魅力でした。私自身、中高時代が娘の人生において大きな財産となるという考えもあり、悩んだポイントです。附属校を選択される場合には、大学にどんな学部があるかまで見て決められた方がよいですね。
志望校選びのポイント⑤ その他
その他、入りたい部活動が決まっている場合にはその部活動の有無、通学時間、留学制度の有無等、挙げればきりがないですね。
留学制度は、その学校自体に留学制度があるかないか、ない場合は、外部の留学機関を利用することが可能か(休学を認めない、戻ったときに同級生と一緒には進級できない場合もあります。)、学校によって様々ですので、検討されている方は重要なポイントになるかと思います。
反省すべきポイント
前記事でも少しご紹介しましたが、スタートが出遅れていた我が家は、娘がもともと行きたいと思っていた学校から、娘の成績に合わせ、上方修正していった感じになります。
我が家は特に上記にあげたポイントにおいて強いこだわりがなく、受験した学校は全てバラバラ。
長女もどの学校も魅力的でどこも行きたいから、受かってから考えるという状態で受験に臨みました。
しかし、実際には全部受かってからゆっくりと選ぶ時間はないという現実。
それはもちろん分かっていて、長女はあの学校を選ぶんだろうなと思ってはいたものの、いざとなると本当にそれでいいのかと親子で改めて考え直し、結局、原点に立ち戻りなぜ中学受験するのかという観点から進学先を選びました。
絶対東大に行きたいとか、絶対この学校に行かせたいとか、そういう強い思いがあればこんなに悩むこともなかったですが、私たちは長女に充実した中高生活を送ってほしいという思いだけでしたので、どの学校が娘にとって最善の選択なのか考え続けた数日でした。
ここは本当に反省ポイントであり、第一志望はしっかりと決めておく、それ以外は全て第二志望という気持ちで臨むべきだと実感しています。受験本番が近づけば近づくほど、受かればどこでもという気持ちが強くなってしまいますが、志望校選択の際に大事にしたいポイントを親子で共有しておくことが大切なのかと思います。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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